2011年(平成23年)3月に発生した東日本大震災ですが、未だに続くがれき処理や原発汚染の問題等が残っており、一日も早い被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。
私たちの国が未曾有の大災害に見舞われた年の6月、奇しくも、NPO法人を設立する運びとなった歴史の事実を重く受け止め、私たちソフトボールに携わる者たちは、「心をひとつ」にして東日本(東北)の復興のために、自分に出来る事を念頭に、持てる力を惜しみなく提供し、復興に向けて尽力すべきものと考えています。
多くの被災地に可能な限りキャラバン隊を送り出し、ソフトボールを楽しみ、共に汗を流し、時間を共有したいと思います。
さて、2012年(平成24年)のロンドン五輪、2016年(平成28年)リオデジャネイロ五輪を含め、ソフトボールは競技種目からの除外が決定しています。
しかし、私たちは、この競技の素晴らしさを世界中に広げるために、また、2020年(平成32年)のオリンピック競技にソフトボールの復活を実現するためにも、決して諦めず、チャレンジ精神ですべてに挑みます。
2013年(平成25年)9月に開催されるIOC総会にて、2020年(平成32年)のオリンピック開催地・競技種目が決定されますが、ソフトボール競技の復活を祈るとともに、「スポーツの力」「ソフトボールの力」を信じ、子供たちの夢であるオリンピック競技復活に向けて、強い思い、決して諦めない心を持ち、地道な努力をしていきます。「わずかな可能性にも賭けます!」どうか被災地のみなさんも、夢と希望を忘れることなく立ち上がり、一歩一歩確実に前進していただきたいと願っています。
私たちは、被災地のみなさんと“絆”で結ばれています。ソフトボールの輪を一重にも、二重にもいや無限大に広げ、ソフトボールを楽しみ、笑い声がグラウンドいっぱいに谺する日を一日も早く実現します。夢の実現に向け、従前どおり、みなさんに参加してもらう魅力ある活動を展開していきます。